日本の給与所得は2010年代は、ほぼ横ばいで物価が上がっても給与は上がっていません。
人口減少、少子高齢化社会における日本においては給与の上昇は期待できません。
そこで、日本で働きながら給与以外にプラスαの収入を得る方法があります。
それが「自分のお金に働いてもらう!」方法です。
その方法が、米国ETFに投資をすることです。
自分のお金に海外に出稼ぎに行ってもらいましょう。
ここで、ご紹介させて頂きます「月10万円稼ぐ方法」は次の3つです。
- 月10万円稼ぐには米国ETFが最適
- 月10万円稼ぐオススメ米国ETF3選
- 管理人がオススメする高配当ETF投資術
これを読めば、米国ETFで月10万円稼ぐ具体的な方法がわかります。
1.月10万円稼ぐには米国ETFが最適
給与以外に月に10万円稼ぐ方法の1つ目は、米国ETFが最適です。
米国株式には、さまざまな投資方法があります。
「インデックス投資」「バリュー株投資」「グロース株投資」「高配当株投資」「投資信託積立」等…
その中で、月10万円稼ぐ再現性の高い投資法は米国ETFへの投資です。
なぜ米国ETF投資が最適かと言いますと
- リスク分散が図れる
- 安定した分配金が得られる
- 手間がかからない
順番に解説していきますね。
1.リスク分散が図れる
株式投資のリスクと言うのは、投資した企業の株価が下がると言うことです。
多くの企業に分散投資できるETFを買えばリスクを回避ができます。
複数の企業からなるETFを購入すれば、構成企業の1つに問題があって株価が下がっても、他の企業がカバーしてくれます。
個別株より価格が急落するリスクも低いです。
リスク分散が図れるということは、ETFに投資する大きなメリットなのです。
2.安定した分配金が得られる
高配当個別銘柄への投資に比べると、高配当ETFへの投資にした方が安定して分配金が得らることが多いです。
配当金はぶれることなく安定的にもらえた方が安心できるのではないでしょうか。
セミリタイアや完全リタイアした時は、ある程度配当金にたよる生活だと思います。
このような時ですと、もらえる金額が毎回変わると家計のやりくりが難しくなります。
高配当ETFならば分散投資していますので、安定した所得が得られ配当が読みやすいためETFが優れていると考えます。
3.手間がかからない
個別株を購入すると、投資した企業のチェックをしたり、決算資料を確認しなくてはいけません。
企業の業績が悪くなれば、株価が急落したりする可能性があります。
ETFですと自動で銘柄を入れ替えてくれます。
組み入れ銘柄として、基準を満たさない銘柄は良い銘柄に組み替えられる仕組みになっていて業績が良い企業に投資をしています。
たとえば、フルーツの盛り合わせがあり、その盛り合わせの中のフルーツが痛み出したら新しいフルーツに交換するという感じです。
ETFとは、自動的に業績が悪くなった企業には投資せずに、業績が良い企業のみに投資する仕組みになっていますので手間がかかりません。
手間がかからないETFは、「忙しい方」「投資に時間をかけたく無い方」「投資初心者」にオススメです。
2.月10万円稼ぐ米国ETF3選
給与以外に月に10万円稼ぐ方法の2つ目は、米国ETF3選です。
オススメする米国ETFは下記の3選になります。
- VTI(バンガード トータルストックマーケットETF)
- VYM(バンガード・ハイディビデンド・イールドETF)
- HDV(iシェアーズ・コア米国高配当ETF)
1.VTI(バンガード トータルストックマーケットETF)
オススメの米国ETF1つ目は、VTI(バンガード トータルストックマーケットETF)になります。
成長性が高くて、分配金もだしてくれるETFです。
まさにETF界の優等生ではないでしょうか。
組入れ銘柄は、時価総額トップの「アップル」「マイクロソフト」「アマゾン」「テスラ」が入っています。
純資産総額(百万米ドル) | |
設定日 | 2001/05/24 |
分配金回数/年 | 4回 |
分配金利回 | 1.49% |
経費率 | 0.03% |
米国ETFは長い期間での大事ですので、ここ10年でVTIは約3.5倍になっています。
VTIを利用して月10万円稼ぐ方法
VTIを利用して月10万円稼ぐ方法は、資産取り崩しによる「キャピタルゲイン」を得る方法。
キャピタルゲインとは?:株式や債券などの資産を売却して得る売買差益
VTIは分配利回りが1%台と低いので、分配利回りで月10万円稼ぐのには莫大な資金が必要となります。
VTIのトータルリターンは最大で27%、最低で9%です。
最低のトータルリターン最低の9%で計算します:120万円÷9%÷(1-20.315%)=1,750万円(必要投資額)
譲渡益税:20.315%
VTIへの投資額は、1,750万円が必要になります。
1,750万円VTIに投資をして10万円/月(120万円/年)を取崩せば、金融所得月10万円を得られることになります。
VTIの投資方法ですが、毎月一定額をコツコツと積立てて行く方法がベストです。
一気に1,750万円を投資してしますと暴落リスクにさらされてしまうからです。
長く続けると投資のリターンが安定します。(投資期間20年が安心)
1,750万円の資金がある人は少ないと思いますので、毎月コツコツと積立てていきましょう。
26,000円を毎月VTIに投資すれば、20年間で約1,750万円を貯めることができます。
この積立てに「つみたてNISA」を利用すれば、売却益に税金がかからなくなります。
ただし、「つみたてNISA」では米国ETFは買えないため、VTIと同じ投資成果を得られる投資信託「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」「楽天・全米株式インデックス・ファンド」で積立ててくださいね!
VTIに投資するイメージは、「グングン成長する黄金の木の枝を毎年切落して換金して、翌年には新たな黄金の枝が生えてくる。」ということです。
2.VYM(バンガード・ハイディビデンド・イールドETF)
オススメの米国ETF 2つ目は、VYM(バンガード・ハイディビデンド・イールドETF)です。
VYMは、低コストでまとまった分配金をだしてくれる高配当ETFです。
VYMの構成銘柄は、2012年9月時点で411銘柄で、「JPモルガン」「バンク・オブ・アメリカ」などの金融機関と「ジョンソン・エンド・ジョンソン」「ファイザー」の医薬品株が上位を占めています。
純資産総額(百万米ドル) | (2022/04/29) |
設定日 | 2006/11/16 |
分配金回数/年 | 4回 |
分配金利回 | 3.26% |
経費率 | 0.06% |
VYMを利用して月10万円稼ぐ方法
VTIを利用して月10万円稼ぐ方法は、「インカム」により継続的な収入を得ることです。
インカムとは?:株式や債券を保有して得られる利益
VYMの配当金や分配金は、3.26%です。
分配金3.26%で計算します:120万円÷3.26%÷(1-28.0%)=5,133万円(必要投資額)
米国・日本の合わせた税金:28.0%
VYMの投資分配金で月10万円を稼ぐには、5,133万円が必要になります。
月62,000円を30年間積立投資を行うと、30年後には約5,133万円になります。
VYMは、「キャピタルゲイン」「インカム」どちらでも期待ができますので、コツコツと投資していってください。
30年後、40年後、120万円/年期待できますので、時間を味方に付けて頑張って行きましょう。
3.HDV(iシェアーズ・コア米国高配当ETF)
オススメの米国ETF3つ目は、HDV(iシェアーズ・コア米国高配当ETF)です。
HDVの構成銘柄は、2012年9月時点で75銘柄で「ヘルスケア」「エネルギー」「生活必需品」「通信」関係の企業で、約70%を占めています。
純資産総額(百万米ドル) | (2022/04/29) |
設定日 | 2011/03/29 |
分配金回数/年 | 4回 |
分配金利回 | 4.06% |
経費率 | 0.08% |
HDVを利用して月10万円稼ぐ方法
HDVを利用して月10万円稼ぐ方法は、VYM同様「インカム」により継続的な収入を得ることです。
HDVの配当金や分配金は、4.06%です。
分配金4.06%で計算します:120万円÷4.06%÷(1-28.0%)=4,122万円(必要投資額)
VYMの投資分配金で月10万円を稼ぐには、4,122万円が必要になります。
月50,000円を30年間積立投資を行うと、30年後には約4,122万円になります。
HDVも、「キャピタルゲイン」「インカム」どちらでも期待ができますので、コツコツと投資していってください。
ただし、分配金利回りは変動しますので注意してください。
3.管理人がオススメする高配当ETF投資術
上記でご紹介した高配当ETF(VYM・HDV)は、基本収入のプラスαの収入を狙うことが一番の目的です。
デメリットとしては、資産形成スピードがVTIに比べて劣ることです。
「資産形成スピードも保ちながら金融収入も得たい」と言う方は、VTIをコア・VYM/HDVはサテライトとして両方に投資してはどうでしょうか。
コア:守りの資産、長期的に安心して運用できる商品
サテライト:攻めの資産、リスクをとって市場平均リターンを上回るための運用する商品
コア・サテライト戦略
コアでは、資産の多くを安定性の高い商品に投資をして、サテライトでは資金の何割かを個性ある商品に投資することにより、思いに寄り添った資産形成をする方法です。
コア・サテライト戦略を高配当ETFへ転用する理由2つ
- コアで成長性の優れるVTIなどのグロース株へ投資
- サテライトで成長スピードが劣る高配当ETFのVYMやHDVへ投資
高配当ETFの弱点を補強するのが目的です。
資産拡大スピードを保ちながらその過程で、分配金収入も得る方法。
ポイント
ここでは、【再現性あり!】誰でもコツコツ!米国ETFで月10万円稼ぐ方法3選!!をご紹介しました。
今回ご紹介しました3つのETFの特徴は!?
- 資産形成スピードが最も速いのがVTI
- 資産形成スピードがVTIより劣るが、資産形成しつつ高分配金を狙えるVYM
- 資産形成スピードがVYMより劣るが、ゆるいスピードで資産形成をしつつVYMより高分配金なのがHDV
次のような組み合わせで、自分に合った長期で投資をする方法が良いですね。
- 資産形成スピード重視だが分配金も欲しい方:VTI+VYM
- 資産形成をしつつ、まとまった分配金も欲しい方:VTI+HDV
月に数万円、金融所得として得ながら資産拡大も図る。
これは、多くの人が安心して続けやすい投資の最適解の1つです。
米国ETFへコツコツと積立投資をすることが月に10万円稼ぐ方法です。
モチベーションの維持が困難でもありますので、めげずにコツコツと投資をしてくださいね。
証券会社の口座を開設してない方は、手数料や取扱い銘柄が多いネット証券をオススメします。
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