物価は上がって行くけど、給料は上がらない。
給料が上がらないなら、投資でお金の増やし方を知りたい!と思っている人は多いでしょう。
しかし…
「私は投資初心者…いきなり大きな資産目標なんて考えられない。」
「月1万円でも良いから得られれば良い。」
こんな投資初心者さん必見です!
これから解説する方法を読んでいただくと、米国株投資で基本的な戦略がわかります。
ここから、資産運用で月1万円を得る方法を解説していきます。
- 資産所得とは?
- 資産所得1万円の価値
- 投資初心者さんが月1万円の所得を米国株投資で得る方法
1.資産所得とは?
資産所得とは…?
- 土地や資本などを提供する事により得られる「所得」
- 地代・利子・配当など…
- 反対の言葉といえば「勤労所得」
所得とは、「収入」から「必要経費」を差し引いて残った金額のことを言います。
資産所得=財産所得
働かなくてとも所有する財産から得られる「所得」のことを言います。
一般的な資産所得
- 銀行預金につく利子所得
- マンション・アパートなどの不動産から得る家賃収入
- 株式からの配当収入(インカム)
- 株式を売却したときに得る売却益(キャピタルゲイン)
インカム
株式を保有中に得られる収入の事です。
個別株から得られる配当金やETFから得られる分配金などがあります。
株式を保有する限り継続的な収入を期待できますね!
インカムは、何もしなくても定期的にお金が入ってくる「不労所得」と言えます。
資産所得は税制面でも優れている
インカムは、分離課税制度の対象である。
所得に対する課税方法は、以下の2通りあります。
総合課税
種類の異なる所得を合算して計算して課税される制度のことを言います。
事業所得・給与所得などが総合課税になり、サラリーマンの給与所得は総合課税になります。
総合課税は累進課税になり、収入が増えるほど税率が上がってきます。
※累進課税の概念図
収入 | 税率 |
195万円以下 | 5% |
330万円以下 | 10% |
650万円以下 | 20% |
900万円以下 | 23% |
1,800万円以下 | 33% |
4,000万円以下 | 40% |
4,000万円以上 | 45% |
分離課税
個別に課税され、税率は所得の大小にかかわらず決まった税率で課税されます。
分離課税の税率は約20%になります。(取得税15%、住民税5%)
たとえば、株式からの配当収入が100万円あったとします。
分離課税計算:100万円 x 20%=20万円(納める税金額)
株式の売却益は、分離課税の対象になります。
たとえば、500万円で株式を購入して運よく5,000万円で売却できた場合
分離課税計算:5,000万円 ー 500万円=4,500万円(売却益)
4,500万円 x 20%=900万円(収める税金額)
給与所得で4,500万円稼いだとしたら総合課税で45%の課税になり2,025万円の税金額になります。
分離課税と総合課税では、2,025万円ー900万円=1,125万円もの差額が出てきます。
株式などの資産から得られる利益に対しては、税制面で大きな優遇がされています。
2020年は株式が大幅に上昇した年で、FIREと言う言葉がはやりました。
FIREとは、「経済的に自立して早期退職をめざす」と言う事です。
FIREは、資産から得られる収入に頼って生きていくというものです。
たとえば、年間生活費400万円が必要でならば、株式の配当収入が400万円があれば働かなくても生活出来るということになります。
FIRE(早期リタイア)の方法は、投資がベスト!2.資産所得1万円の価値
現在、日本の経済状況は苦しい状況になっています。
減少し続ける人口、少子高齢化、社会保障費の増加、インフレ、ドル高円安とうとう…
これらの事により、私たちの家計も苦しくなって来ています。
税負担増加、生活コスト上昇、将来の年金額の減額の可能性が懸念されます。
給料の昇給なども、ここ数年上がっていない方も多いのではないでしょうか?
そこで、月に数千円…1万円でも稼げれば家計が少しでも楽になるのではないかと思います。
毎月1万円のプラス収入が家計に余裕もたらすことは間違いない事ではないでしょうか。
- 月1万円あれば、家族で外食を増やす。
- 月1万円あれば、子供に習い事をさせる。
- 月1万円あれば、スキルアップのために自己投資を行う。
- 月1万円あれば、半年~1年貯めて旅行費用にあてる。
など、色んな使い方が思い当たります。
そのた資産所得が株式投資である場合、投資知識アップにも繋がりますし税金にも少し詳しくなっているかもしれませんね!
資産所得を得る事で、お金がお金を産む仕組みや資本主義の仕組みを体感出来ますし、収入が増える事により心に余裕が出てきます。
このように資本所得1万円がもたらす価値はたくさんありますし、お金以上の価値があるかもしれません。
3.投資初心者さんが月1万円の所得を米国株投資で得る方法
米国株投資家に人気のある方法をご紹介いたします。
米国株投資で得る方法は、高配当ETFに投資をすることです。
たとえば人気のある米国株ETFは、SPYD・HDVなどがあります。
なかでも、バランス良くトータル的に優れている「VYM」は、支持する人が多いETFです。
VYM:大手運用会社「バンガード社」が運用する高配当ETF
VYMの分配金支払い頻度は年4回、過去10年間の配当利回りは2.5%~3.5%の間で推移しています。
経費率も0.06%と低い経費率になっています。
VYMへ投資するメリット
VYMに投資するメリットとしては、下記の4つになります。
- 分散投資をしているので安心感がある
- 経費率が低い
- キャピタルゲインとインカム両方を狙える
- 暴落時も下げ幅が比較的マイルド
ここから上記4つについて詳しく説明しますね!
1.分散投資をしているので安心感がある。
投資をするときに重要な事は、分散投資を行いリスクを最小限に抑える事です。
分散投資をするときに、投資先企業を調査する事は大変な作業です。
何十社もの会社の決算状況や市場状況を確認する事は時間的にも厳しいですよね!
しかし、VYMは投資対象になる企業が400社もあり、時価総額の大きい高配当銘柄になります。
VYMに投資するだけで、400社以上に投資する事が可能となります。
たとえ400社のうち1社の株価が下がっても、その他の企業の株価が顕著であれば関係ありません。
株価が大きく下がるリスクが低いで、安心して資産運用出来ますよね。
2.経費率が低い
VYMの経費率は、0.06%と非常に低い経費率です。
他の米国株高配当ETFよりも低い経費率になっています。
VYMに100万円投資している場合、年間の経費はわずか600円です。
その他、人気の米国株ETFであるSPYD=0.07%・HDV=0.08%になります。
3.キャピタルゲインとインカム両方を狙える
VYMが設定された時期は$50ほどで、現在は$100になっています。
10年で株価が倍になっていることが確認できます。
一般的には、高配当株は値上がりは期待できませんがVYMは期待できますね。
インカム(配当)も直近では、3.3%もあります。
4.暴落時も下げ幅が比較的マイルド
2022年のコロナショック時の暴落時もVYMは一番下げ幅が少ない米国高配当株ETFでした。
- 青:VYM(下落率23%)
- オレンジ:HDV(下落率26%)
- 赤:SPYD(下落率36%)
以上の事により、初心者さんでも安心して投資できる商品です。
ポイント
VYMで月1万円の資産所得を得る方法を具体的に紹介!
VYMで月1万円を稼ぐには、557万円を時間分散投資を行って下さい。
なぜ557万円なのかを解説します。
- VYMの想定利回り:3%
- 米国株式の配当金や分配金にかかる税率:28%
557万円 X 3% = 16.7万円(想定利回り3%)
16.7万円 X 0.72 = 12万円(税率28%)
12万円 ÷ 12ヶ月 = 1万円
毎月1万円を得るには、557万円VYMに投資が必要になります。(税引き後の金額)
557万円あれば、2年間にわたって毎月分散投資し続けて下さい。
2年間すれば時間によるリスク分散効果が期待出来ます。
もし557万円がない場合
まとまった資金がない場合は、定期買付をすると良いでしょう。
過去7年間の成長率は11%でした。
毎月3万円を想定利回り11%で557万円を投資するには、分配金を再投資して9年1ヶ月の期間になります。
より楽にVYMに投資する方法
より楽にVYMに投資する方法は、VYMの自動買付です。
2022年6月より「SBI証券の米ドル自動入金サービス」が始まりました。
【超便利!】SBI証券米ドル定期自動入金サービスで米国ETFが自動買付が出来る!SBI証券のETF定期買付と米ドル自動入金サービスを利用してVYMを自動買付をする事をオススメします。
上記を利用すれば、ほぼほったらかしで毎月VYMを購入する事が出来ます。
「ほぼ」と言うのは、ETFの価格は毎日変わりますし、為替も変動します。
外貨買付やETF買付の際、資金が足りず買えないケースがあります。
定期的に口座をチェックして資金があるかを確認することが必要です。
この様なひと手間がかかりますが、以前よりずっと楽に買い付けられる様になりました。
ぜひ、資産運用で毎月1万円の不労所得を獲得してくださいね!